今回は【虫歯】について190405

今回は【虫歯】についてお話ししていきます。   皆さんも1度は虫歯を経験したことがありませんか?そもそもなぜ虫歯になるか分かりますか?虫歯の原因となる細菌で有名なのが『ミュータンス菌』というもので、あまり馴染みのない名前かと思います。お口の中の食べカス(糖分)を餌にして増殖し、プラークを形成し、歯の表面にバイオフィルムというネバネバした膜を作ります。   そのネバネバに守られた虫歯菌は糖を発酵させ、その際にやっかいな『酸』を発生させます。するとお口の中が酸性になり、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまうのです。   これを『脱灰』といいます。   その後、本来ならば唾液などの中和作用のおかげで失われたミネラルを取り込み、歯が再石灰化されるのですが、酸性状態が長く続くと、この修復作業が追い付かなくなってしまうのです。   そして、虫歯菌は増殖しながら、やがて歯の内側の象牙質というところまで溶かし始めます。さらには歯の神経にまで到達し、神経を殺して歯根の先に細菌の巣を作ります。   聞いているだけで歯が痛くなりそうな状況ですね…。ただ虫歯といっても、すぐに歯が痛くなることはありませんよんね?   どの段階で痛みを感じてくるのでしょうか。   歯科検診で医師が「C1」や「C2」などと言っているのを聞いたことがあるかと思います。これは虫歯の度合いを示しています。   ◇要注意(CO)   虫歯になりかけている初期の状態。歯の表面が白くなり、溝が黒くなり始めています。この段階であれば、歯を削ることなくフッ素塗布で再石灰化させる治療ができる可能性もあります。   ◇進行度1(C1) / 軽度の虫歯 エナメル質に小さく穴が開いた状態。この時点では痛みを感じることはほとんどありません。進行の度合いにより、虫歯の部分を削って治療します。   ◇進行度2(C2) / 初期の虫歯 エナメル質よりも深い象牙質にまで進行した虫歯。象牙質はエナメル質よりも酸に弱く、進行が一気に進むこともあります。最初は冷たいものが染みると感じ、徐々に温かいものまで染みるようになると虫歯が悪化している状態です。   ◇進行度3(C3) / 中期の虫歯 虫歯菌が神経にまで侵入している状態で、痛みを感じるようになります。時にはズキズキと耐えられないとうな痛みに襲われることもあります。痛みに耐えかねて、歯医者さんに行く方の多くがこの段階です。神経を取り除き、根管内に薬を詰めて消毒する「根管治療」というものを行います。   ◇進行度4(C4) / 末期の虫歯 歯冠部まで溶けて、神経が死んでしまった状態です。ここまで進行すると痛みさえ感じなくなります。炎症が悪化すると、顔が腫れたり、高熱がでることもあります。ここまでくると歯の保存は難しく、抜歯をして入れ歯やブリッジ、インプラントなどを使っての治療が必要となります。   このように虫歯と言っても段階があり、早期に発見すればほとんど痛みの感じない状態で治療も可能なことが分かって頂けたかと思います。   そして、歯医者さんが嫌だからと言って我慢してしまうと、最悪の場合自分の歯を失ってしまうこともあるのです。   しっかり毎日ケアをして虫歯にならないのが1番ですが、もし虫歯かな?と思ったら、早めの治療を心がけましょう!