ホワイトニングが痛いのはなぜ?原因や対処法を紹介
投稿日:2021年07月6日
最終更新日:2024年09月13日
「ホワイトニングは痛い」という話を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。 痛いのか、痛くないのかが気になって、ホワイトニングを試してみたいけど躊躇してしまうという方も少なくないはずです。
ここでは、ホワイトニングは本当に痛いのか? 痛みが続く期間や痛みを感じるときの原因や対処法、ホワイトニングが痛いと感じる方におすすめのホワイトニング方法を紹介します。
目次
ホワイトニングは痛い?痛くない?
歯のホワイトニングは虫歯の治療と違って歯を削ったり神経をいじったりする治療ではありません。
そのため、基本的には痛みを伴うものではありませんが、強いホワイトニングの薬剤を使用するため口の中に元々トラブルがある場合にはしみたり、痛いと感じたりする可能性があります。
ホワイトニングで痛いのはなぜ?考えられる原因
ホワイトニングで歯が痛いと感じる人に多い、主な原因を6つ紹介します。
ホワイトニングの薬剤が強い
ホワイトニングの薬剤には一般的に過酸化水素と呼ばれる薬剤が使用されます。
特に歯科医院で行われるオフィスホワイトニングでは、より高い効果を得るために高濃度の薬剤が使用されます。健康な歯の人には問題ない濃度ですが、歯にヒビが入っていたり虫歯があるなどトラブルがある歯にはしみやすくなります。
また、ホワイトニングの時間が長くなる程しみやすく、痛いと感じる可能性が高いです。
LEDライトの熱による痛み
ホームホワイトニングなどで使用するアイテムではほぼ問題ありませんが、オフィスホワイトニングを受けた際に痛みを感じるのは、オフィスホワイトニングの際に使われるLEDライトの影響もあります。ホワイトニングの際にLEDライトを照射しますが、その熱によって痛みを感じる人もいるのです。
歯の先端が削れている
オフィスホワイトニングでもホームホワイトニングでも、歯ぎしりなどによって歯のエナメル質が削られてしまっている場合、ホワイトニング薬剤がしみやすくなります。
歯の表面にヒビがある
歯ぎしりなどによる削れと同じく、歯の表面には小さな傷があり、それが象牙質まで達している場合は痛みを起こす可能性があります。また、先天的にエナメル質形成異常である方もいるため、事前に歯科医院を受診して相談しておくと良いでしょう。
治療した歯に隙間がある
虫歯の治療で詰め物を入れたところに隙間があると、ホワイトニング剤が象牙質まで入り込んでしまい、痛みの原因になってしまいます。ホワイトニング前に虫歯の治療をしておくと良いでしょう。
歯根がむき出しの状態になっている
歯根は痛みを感じやすい部分です。
加齢や歯周病などで歯茎が下がっている場合、歯根がむき出しになってしまい象牙質が刺激を受けやすい状態になっているため、ホワイトニング薬剤の刺激によって痛いと感じることがあります。
ホワイトニング後の痛みはいつまで続く?
ホワイトニング後の痛みは、通常24時間~数日程度でなくなることがほとんどです。
ホワイトニングで痛みを感じる原因は歯の異常や歯茎の状態によるものがほとんどですが、ホワイトニングは過酸化水素で歯の中の着色物質を分解して行うケアのため、歯の中の水分バランスが崩れ、どんなに健康な歯の方でも一時的に脱水状態になり、それにより痛みが出ることがあるものです。
ホワイトニング後の痛みは24時間以内~数日程度様子を見れば回復することがほとんどですが、あまり痛みが続く場合は、ホワイトニングを中断して歯科医院を受診するようにしましょう。
ホワイトニング後に痛みを感じたときの対処法
ホワイトニングではさまざまな原因で歯に痛みが出る可能性があることが分かりました。 では、ホワイトニング後に、歯が痛いと感じたときはどうしたら良いのでしょうか。 具体的な対処法を紹介します。
ホワイトニング後は冷たい物を避ける
ホワイトニング後はできるだけ冷たい物を避けましょう。飲み物も常温のものを飲むようにし、歯に刺激を与えないようにします。
市販のアイテムで歯をコーティングする
ホワイトニング後に痛いと感じたときは、市販のフッ素入り歯みがき粉や知覚過敏用の歯磨き粉を使用して、歯の表面を保護するのもおすすめです。この方法は、歯の表面に傷がついていることが原因で痛みを感じる場合に効果的です。カリウムイオンが歯を保護し、痛みを和らげてくれます。
それでも痛みが続く場合は、歯科医院で鎮痛剤を処方してもらい安静に過ごしましょう。
虫歯や知覚過敏は治療しておく
ホワイトニングによる痛みの原因は、基本的に歯のトラブルです。
ホワイトニングを始める前、または次の施術を受ける前に、歯のトラブルを無くしておくようにしましょう。
虫歯や知覚過敏は、事前にしっかりと治療しておくことでホワイトニングをしたときの痛みを防ぐことができます。また、口腔内環境をしっかり清潔に整えておくこともトラブル予防への一歩となります。
眠れない程痛いなら鎮痛薬を飲んでも大丈夫?
ホワイトニング後にどうしても痛みが気になって眠れないという場合は、鎮痛薬を処方してもらっていなければ市販のロキソニンなどの鎮痛薬を飲んでも問題ないでしょう。特にロキソニンは痛みを抑える他にも、炎症をおさえてくれる働きもあるため効果的です。
治らない激痛には歯科医院を受診
ホワイトニングをした後の痛みがどうしても治らない場合は、かかりつけの歯科医院を受診しましょう。あまり我慢せずに、数日間経過しても痛みが治まらない場合は受診をおすすめします。
最後に
ホワイトニングで痛みを感じるかどうかは歯の状態にもよりますし、個人差もあります。
特に歯科医院で行うオフィスホワイトニングの場合は薬剤が強いため痛みが生じやすいですし、自宅で行うホームホワイトニングの場合は、痛みを感じてもすぐに相談しにくいという問題があります。
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歯科医師 岡本恵衣
経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)
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