ホワイトニング歯磨き粉ってどう?おすすめの選び方・使い方
投稿日:2020年11月13日
最終更新日:2024年07月17日

目次
ホワイトニング歯磨き粉とは
ホワイトニング歯磨き粉と普通の歯磨き粉は、使用目的が異なるため成分も異なります。
日常で使う普通の歯磨き粉は、歯についた歯垢や食べかすなどの汚れを取り除くことを目的として作られているため、研磨剤や発泡剤などの汚れを取り除きやすい成分が含まれており、歯磨き粉に使われるフレーバーも爽快感を与えるものが多いです。
一方、ホワイトニング歯磨き粉は、歯の表面に付いてしまった着色汚れを落とすことを目的として作られているため、泡立ちがなく、フレーバーもこだわっているものが少ないため、爽快感は得られないものが多いです。
着色汚れとは、コービーや紅茶、ワインやたばこなどによって、歯の表面に茶色や黒い色素が付いてしまい、歯がくすみ黄ばんで見えてしまうことをいいます。
ホワイトニング歯磨き粉は、通常の歯磨き粉のように、食後に口の中のお掃除をするために使うというよりは、歯の汚れを取り除いた後に歯の表面に付いてしまった着色汚れを落とすために使うものだと考えると良いでしょう。
ホワイトニング歯磨き粉に期待できる効果
ホワイトニング歯磨き粉を使うことで、歯の表面に付いてしまった着色汚れを落とす効果が期待できます。歯の表面の着色汚れは通常の歯磨き粉では落ちにくいため、ホワイトニング歯磨き粉を使うのがおすすめです。
しかし、ホワイトニング歯磨き粉を使えば歯が真っ白になるというわけではありません。市販のホワイトニング歯磨き粉の場合、歯科医院で行うホワイトニングのように強い薬剤を使用することは認められていません。
そのため、本来の歯が持つ白さを取り戻したいと考えている方にとっては、市販のホワイトニング歯磨き粉だけでは思うように歯が白くなる効果を感じられないかもしれません。
ホワイトニング歯磨き粉の効果は、歯の表面に付いてしまった着色汚れを落とし、歯の黄ばみを防ぐことだと考えておきましょう。
ホワイトニング歯磨粉はどう選ぶ?

ホワイトニング歯磨き粉はさまざま種類の商品が発売されており、ドラッグストアや通販などで手軽に購入することができます。せっかく買うなら、より効果の高いホワイトニング歯磨き粉を選びたいですよね。
ホワイトニング歯磨き粉を選ぶときは、以下の3つの成分をチェックしてみてください。
- ・ポリリン酸(短鎖ポリリン酸・EXポリリン酸・分割ポリリン酸など)
- ・ポリエチレングリコール
- ・ハイドロキシアパタイト
ポリリン酸は歯の着色汚れを落とす効果が高いと言われています。まずは、ポリリン酸が含まれたホワイトニング歯磨き粉かどうかを確認しましょう。また、ポリエチレングリコールは、たばこのヤニや食べ物の着色汚れを剥がす効果があります。たばこを吸う方は、押さえておきたい成分です。ハイドロキシアパタイトは、歯の表面の小さな傷を埋めて再石灰化を促し、歯に着色汚れが付きにくくすることで、歯を白く保つ効果が期待できます。
一方で、ホワイトニング歯磨き粉を選ぶときに注意しておきたい成分が、「研磨剤」です。
しつこい着色汚れを取り除きたい場合、研磨剤入りのホワイトニング歯磨き粉を使うことで、研磨剤の粒子で汚れを絡め取る効果を期待できます。しかし、研磨剤が入っていることで、歯の表面を傷付けてしまい、かえって着色汚れが付きやすい歯になってしまう場合があるのです。
歯を傷つけないためには、研磨剤が入っていないホワイトニング歯磨き粉を選ぶことをおすすめします。どうしても研磨剤入りのホワイトニング歯磨き粉を使いたいという方は、週に1~2回程度の頻度で使い、毎日の歯磨きでは使わないようにしましょう。
ホワイトニング歯磨き粉の正しい使い方

ホワイトニング歯磨き粉は正しい使い方をすることで、より高い効果が期待できます。
ホワイトニング歯磨き粉の正しい使い方は、以下の通りです。
- ①通常の歯磨き粉で歯磨きをする
- ②ホワイトニング歯磨き粉をつけるとき、歯ブラシは極力濡らさない
- ③ホワイトニング歯磨き粉をつける量は歯ブラシ全体の3分の1程度
- ④歯磨きが終わったら、仕上げすすぎは軽めに
まずは、通常使用する歯磨き粉を使って口の中全体の汚れを落としましょう。
ホワイトニング歯磨き粉をつけるときは、せっかくのホワイトニング成分が水で薄まらないように、歯ブラシの水はよくきりましょう。できれば、乾いた歯ブラシが理想です。
ホワイトニング歯磨き粉の量が多ければいいということではありません。ほとんどのホワイトニング歯磨き粉は少量で使用することを想定に作られていますので、つけすぎないように注意しましょう。
歯磨きの後は、ホワイトニング歯磨き粉の成分が全て流れてしまわないよう強くすすがず、軽めにすすぐようにしてください。
最後に
今回は自宅で手軽に使えるホワイトニング歯磨き粉について解説してきました。ホワイトニング歯磨き粉を選ぶときは成分をしっかりとチェックし、歯磨きの仕方にも注意することで、歯の表面についた着色汚れを落とす効果が期待できます。
ただし、市販のホワイトニング歯磨き粉だけで歯が真っ白になるわけではありません。もっと白い歯にしたいという方は、歯科医院で行うホワイトニングよりも敷居の低い、ホワイトニングバーがおすすめです。
セルフホワイトニングを行うホワイトニングバーは、手軽に短時間で歯のホワイトニングをすることができます。ホワイトニングバーでホワイトニングした後、白い歯を長く保つためにホワイトニング歯磨き粉を使うのもいいですね。
歯を白くしたいという方は、お近くのホワイトニングバーをチェックしてみてください。
歯科医師 岡本恵衣

経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)






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