ホワイトニング後の食事とタイミング
投稿日:2025年07月6日
最終更新日:2025年07月4日

ホワイトニング後の食事は、歯の再着色を防ぎ、効果を長持ちさせるために非常に重要です。特に施術直後は歯の表面を覆う「ペリクル」という保護膜が一時的に剥がれており、色素を吸収しやすい状態になっています。
—1. 食事のタイミング
- オフィスホワイトニングの場合: 施術後24〜48時間は、特に色の濃い飲食物や酸性の強い飲食物を避けることが推奨されます。
- ホームホワイトニングの場合: マウスピースを外してから1〜2時間程度は、飲食を控えるか、色の薄いものを選ぶようにしましょう。ホームホワイトニング期間中は、常に着色しやすい飲食物を控えるのが理想的です。
2. 避けるべき飲食物(特に施術後24〜48時間)
以下のものは、歯の着色や刺激の原因となるため、できるだけ避けるようにしましょう。
色の濃い飲食物:
- コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、ココア
- 赤ワイン、ブドウジュース、ベリー系のジュース
- コーラなどの色の濃い炭酸飲料
- カレー、トマトソース(パスタ、ピザ)、ミートソース、ケチャップ
- 醤油、味噌、ソース、焼肉のタレ
- チョコレート、あんこ
- 色の濃い野菜・果物(トマト、カボチャ、ナス、ぶどう、いちご、ブルーベリーなど)
- キムチ、イカ墨パスタ
- 合成着色料を含むもの(一部のグミ、駄菓子、かき氷シロップなど)
酸性の強い飲食物:
- レモン、みかん、グレープフルーツなどの柑橘類
- お酢を使った食品、ドレッシング
- ヨーグルト(乳酸菌飲料含む)
- スポーツドリンク
- 炭酸飲料
その他:
- わさび、からし、マスタードなどの刺激物
- 大豆製品(豆腐、納豆、豆乳など):イソフラボンが着色を促進する可能性があります。
- タバコ:着色しやすいので控えるのが望ましいです。
3. おすすめの飲食物
ホワイトニング後におすすめなのは、色が薄く、酸性が弱く、刺激の少ないものです。
飲み物:
- 水
- 牛乳
- 色の薄いスープ(コンソメなど)
食べ物:
- 白米、おかゆ
- パン(白いもの)
- 鶏肉(塩、ハーブなどで味付け)
- 白身魚(塩焼き、蒸し料理など)
- じゃがいも、カリフラワー、キャベツ、レタス、ブロッコリーなどの色の薄い野菜
- 卵料理(目玉焼き、ゆで卵、卵とじなど)
- チーズ、カッテージチーズ、モッツァレラチーズ
- ハム
- うどん(だしや塩味)
- パスタ(カルボナーラ、ペペロンチーノ、クリームソースなど)
- ラーメン(塩、豚骨、鶏白湯など)
- クリームシチュー、グラタン(ホワイトソース)
- ナッツ類
- バナナ、りんご、梨などの色の薄い果物
4. その他の注意点
- 食前の水: 食事の前に水を飲むと、歯の表面を潤し、着色しにくくする効果が期待できます。
- ストローの活用: 色の濃い飲み物を飲む際は、ストローを使うと、歯に触れる量を減らせます。
- 食後のケア: 食後は、できるだけ早く水で口をゆすぐか、歯磨きをしましょう。
- 体調とのバランス: あまりストイックになりすぎず、できる範囲で食事に気を配ることが大切です。
歯科医院によっては、ホワイトニング後に渡される注意書きがある場合もありますので、そちらも参考にしてください。
この記事は歯科医師が監修しております
歯科医師 岡本恵衣
経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)
歯科医師 岡本恵衣

経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)