最新の歯磨きの方法
投稿日:2025年06月25日

近年、推奨されている歯磨きの方法は進化しており、「質の高い歯磨き」と「フッ素の活用」が特に重視されています。
歯磨きの回数とタイミング
- 「就寝前ともう1回(朝食後が理想)」の1日2回が推奨されています。
- 就寝前の歯磨きが最も重要で、寝ている間の細菌繁殖を防ぎます。
- 就寝30分前までに歯磨きを済ませ、その後は飲食を避けることで、フッ素の効果を最大化できます。
歯ブラシの選び方と使い方
- ヘッドは小さめ、毛は「ふつう」か「やわらかめ」を選びましょう。
- 「ゴシゴシ磨き」は厳禁です。鉛筆を持つように軽く握り、毛先が広がらない程度の力で磨きます。
- 小刻みに動かすのが基本。5~10mm程度の幅で、1~2本ずつ丁寧に磨きましょう。
- 歯と歯茎の境目に45度の角度で毛先を当てる「スクラビング法」や「バス法」が効果的です。
- 磨き残しが多い奥歯の噛み合わせ面、奥歯の裏側、歯と歯茎の境目、歯と歯の間、下の前歯の裏側を意識してください。
- 歯ブラシは1~2か月を目安に交換しましょう。
歯磨き粉とフッ素の活用
- フッ素(フッ化物)高配合の歯磨き粉は必須です。虫歯予防に非常に効果的です。
- 歯磨き粉の量は小豆大(約1cm程度)を目安に。
- 磨いている最中に水を加えすぎず、うがいは少量の水で1~2回程度に留めるのがポイントです。フッ素を洗い流しすぎないようにしましょう。
- 年齢に応じたフッ素濃度と使用量がありますので、歯科医院で相談するのが確実です。
補助清掃用具の活用
- 歯ブラシだけでは歯垢の約60%しか除去できません。
- デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間の汚れを効果的に除去し、歯垢除去率が約1.5倍に向上します。
- 歯間が狭い方はデンタルフロス、広い方は歯間ブラシがおすすめです。
- デンタルリンス(洗口液)も細菌の増殖を抑える効果が期待できます。
その他のポイント
- 歯磨きは最低3分間かけることを意識しましょう。
- 磨く順番を決めて、磨き残しを防ぎましょう。
- 定期的な歯科医院でのメンテナンスは、セルフケアの効果を高める上で非常に重要です。
この記事は歯科医師が監修しております
歯科医師 岡本恵衣
経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)
歯科医師 岡本恵衣

経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)