歯に対する意識が高い人の特徴

投稿日:2025年08月22日
最終更新日:2025年08月17日

あなたは当てはまる?🦷✨ 歯に対する意識が高い人の7つの特徴

「芸能人は歯が命」というキャッチコピーが昔ありましたが、今や歯の健康はすべての人にとって、見た目の美しさだけでなく全身の健康を左右する重要な要素です。歯に対する意識が高い人は、将来の自分への投資として、日々のケアや歯科医院との付き合い方を大切にしています。この記事では、そんな「デンタルIQ」が高い人たちの特徴を7つご紹介します。


特徴1:毎日のセルフケアを「作業」にしない

歯磨きは毎日のことだからこそ、その質に差が出ます。意識が高い人は、ただ歯ブラシでこするだけでなく、目的意識を持ってケアをしています。

デンタルフロスや歯間ブラシが必需品

歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れ(歯垢)の約6割しか落とせないことを知っています。そのため、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯ブラシの届かない場所のケアを徹底しています。これを怠ると、虫歯や歯周病の最大のリスク地帯を見逃してしまうからです。

自分の口に合った道具を選ぶ

歯ブラシの硬さ、ヘッドの大きさ、歯磨き粉の成分(フッ素濃度など)を自分の口の状態や目的に合わせて選んでいます。歯科医院で自分に合った清掃用具を相談することもあります。


特徴2:「治療」より「予防」のために歯医者へ行く

歯医者に行く目的が、多くの人とは少し違います。

痛くなくても定期検진に通う

「痛くなったら行く」のではなく、「問題が起こらないようにする」ために定期的に歯科医院を訪れます。数ヶ月に一度、プロによるクリーニング(PMTC)でセルフケアでは落としきれない歯石やバイオフィルムを除去してもらい、虫歯や歯周病のチェックを受けるのが習慣です。

歯科衛生士をパートナーと考える

自分の口の状態を最もよく理解してくれる専門家として、歯科衛生士と良好な関係を築いています。日々のケアで疑問に思ったことや、小さな変化についても積極的に相談し、プロのアドバイスを実践します。


特徴3:歯の健康が全身に与える影響を理解している

口の中は独立した器官ではなく、全身とつながっていることを深く理解しています。

歯周病がもたらすリスクを知っている

歯周病菌が血管に入り込み、全身を巡ることで糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、認知症などのリスクを高める可能性があることを知っています。そのため、歯周病予防は全身の健康管理の一環だと捉えています。


特徴4:食事や生活習慣にも気を配る

口に入れるものや、その食べ方にも意識を向けています。

「だらだら食べ」を避ける

食事やおやつを時間を決めずに食べ続けると、口の中が酸性の状態が長くなり、虫歯のリスクが非常に高まります。食事の時間を決め、間食の回数をコントロールすることで、口内環境を良好に保っています。


特徴5:将来の価値を考え、自己投資を惜しまない

歯の治療やメンテナンスにかかる費用を、単なる「出費」ではなく「投資」と考えています。

機能性と審美性を重視する

保険適用の治療だけでなく、より長持ちで見た目も自然なセラミックなどの自費診療も選択肢に入れます。また、歯並びが清掃性や噛み合わせに重要だと理解し、矯正治療に対しても前向きです。これは、将来的に歯を失うリスクを減らし、生涯にわたる医療費を抑えることにも繋がると考えているからです。

まとめ:今日からできること

歯に対する意識が高い人の特徴は、特別なことではありません。正しい知識を持ち、日々の小さな習慣を大切にし、専門家と上手に付き合うことです。まずはデンタルフロスを毎日の習慣に加える次の歯科検診を予約するなど、できることから始めてみませんか?未来の自分の笑顔と健康のために、今日から意識を変えていきましょう!

この記事は歯科医師の岡本恵衣先生に監修してもらっています。
歯科医師 岡本恵衣
ホワイトニングバー専属歯科医師 岡本恵衣
経歴
2012年:松本歯科大学歯学部を卒業
2013年:医療法人スワン会スワン歯科で研修
2014年:医療法人恵翔会なかやま歯科に勤務
2020年:WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)に勤務