歯を大切に!シリーズ15「歯の詰め物の素材」について
投稿日:2025年04月23日
最終更新日:2025年04月25日

セルフホワイトニングに興味がある皆さんと一緒に歯について学ぶシリーズ、第15回目のテーマは「歯の詰め物の素材」です。
虫歯になったり歯の欠損がある場合、その部分に詰め物をする治療が必要です。
昔は銀歯の方が多かった印象ですが、今は様々な詰め物の種類があるようです。
今回は「歯の詰め物の素材」について学びたいと思います。
目次
インレー・アンレー・クラウンとは
インレーとアンレーは歯の一部分の欠損を補う治療法で、クラウンは歯全体を覆い保護するための治療法です。
❶インレー
インレーとは、主に比較的小さな虫歯治療に用いられる、部分的な詰め物のことです。
虫歯になりやすい噛み合わせ部分や、隣の歯と接している部分に使用されます。
奥歯は噛む時に強い力が加わるため、使われる素材の強度は重要です。
通常は、メタル、金銀パラジウム合金、セラミック、ジルコニアなどが材料となります。
比較的小さな虫歯の場合には、コンポジットレジンという白い樹脂の詰め物が使用されることもありますが、強度が弱く、小さな虫歯には適していますが耐久性は期待できません。
❷アンレー
アンレーは、インレーと同様に歯の欠損部分を補修する処置ですが、インレーではカバーできない、中程度の欠損部分を補う治療法になります。
一部の歯が失われた場合や、歯の表面が大きく崩壊した場合に、歯の咬合面の広い範囲に取り付けます。
❸クラウン
クラウンは歯全体を覆うキャップのようなもので、歯を保護し強化する役割を果たします。
歯が広く崩壊したり損傷してしまった、大規模な詰め物が必要、歯の形状や審美面での修復を希望する場合、この治療法が選ばれます。
通常は、耐久性の高いジルコニアがおすすめの素材ですが、値段が高いというデメリットがあります。
インレーとアンレーと同じく、メタル、金銀パラジウム合金、セラミックを使用する選択も状況次第で可能です。
それぞれの素材の特徴
⚪︎セラミック
100%セラミックのため金属アレルギーのある方にはおすすめです。
歯科技工士がそれぞれの歯に合わせて作成するため完全にフィットしますから、細菌感染も防ぎやすく、また、歯の色に合わせてカスタムメイドするので、色調再現性にも優れています。
セラミックは硬い素材で耐摩耗性も期待できるので、長期間にわたりその形状と色を維持することが可能です。
⚪︎ジルコニア
ジルコニアは最も硬い歯科素材といわれており、強度と耐久性が優れている点が特徴です。
大きな負荷がかかる奥歯の被せ物やインプラントにはジルコニアが選ばれるのだとか。
ジルコニアも歯の色に合わせて制作しますので、セラミックには多少劣りますが、自然な色調を再現することができます。
⚪︎メタル
メタルは保険適用がされるため比較的安価で利用することができます。
金属で耐久性があるため、かむ力に耐えうる強度を持ち、欠けたり割れたりするリスクが低いことがメリットです。
ただし、金や銀で目立ちますから、審美的には適していません。
また、金属アレルギーを持っている方は使用ができません。
メタルは収縮や膨張を繰り返しながら作成される素材ですが、その特徴から、削った歯と素材の間に隙間が生じやすく、細菌感染を引き起こしてしまい、再度、虫歯になってしまう場合が多いことは懸念点でしょう。
⚪︎金銀パラジウム合金
いわゆる銀歯のことで、保険適用がされるため比較的安価で利用することができます。
成分は、金12%、銀50%、パラジウム20%、銅17%の割合で、その他にもスズや亜鉛やインジウムやアルミニウムなども含まれています。
奥歯など強度が必要な部分に適した素材で、安価ですが、歯との統一感はなく、見た目が目立ってしまうというデメリットがあります。
世界では有害物質であると判断されており、日本でのみ採用されている素材です。
最後に
インレー、アンレー、クラウン、どの治療法が適しているかは、残存する歯の状態や量によって選択が変わるのだそう。
治療後に歯と歯茎のきわの部分の繋がりがスムーズであれば、虫歯菌などの感染経路をシャットダウンできる確率もアップしますから、慎重に選びたいものです。
今回の学びをもとに、ぜひ、専門家に相談してみてください。
美しい口元は健康から!
口腔環境を整えて、歯の白さをより楽しんでいただきたいと思います。
歯科医師 岡本恵衣

経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)






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