歯を大切に!シリーズ②「虫歯」について

投稿日:2023年09月16日

歯を大切に!シリーズ②「虫歯」について

セルフホワイトニングに興味がある皆さんと一緒に歯について学ぶシリーズ、第2回目のテーマは「虫歯」です。
歯の白さや美しさだけではなく、口内の健康にも気を配っているのに、虫歯になってしまった…。
もちろん、毎日の歯磨きは虫歯予防の基本ですが、それだけで防げるのでしょうか?
他に気をつけることはないのでしょうか?
今回は虫歯の原因や発生のメカニズムを知り、自分に合った対策を学びたいと思います。

目次

虫歯とは

虫歯とは、飲食物に含まれる糖質を栄養にした細菌が活発化したことで発生した酸により、歯が溶けてしまう疾患です。
誰の口の中にも細菌は存在していています。
ただ、口腔内細菌には種類があり、虫歯や歯周病につながる細菌もあれば、良い働きをする細菌もいて、口の中にどの細菌が多く存在するかによって、虫歯の発生リスクは違ってくるそうです。
ミュータンス菌をはじめとする虫歯の原因細菌が多い場合には、より効果的な虫歯予防が必要になるということです。

「プラーク」を知ろう

虫歯の原因菌はプラークに潜んでいます。
プラークとは、グルカンという成分をもととした白いネバネバしたかたまりのこと。
水に溶けにくく歯にしっかりと付着しているため、うがいなどでは簡単に取れず、歯ブラシや歯間ブラシを使用しなければ、きれいに落とすことが難しいのです。
プラークには、口の中で繁殖したたくさんの種類の細菌が住み着いており、その数は1gの1/1000の中に1億個以上になる場合もあるそうです。
そして、長期間除去されないままになっているプラークが唾液の中のカルシウムやリンと結びつき、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間で石灰化し、硬く固まった状態を歯石といいます。
歯石の表面はザラザラしているため、プラークが付着しやすくなります。
歯石は簡単には除去できないため、プラークの段階で、正しいブラッシングや歯間ブラシなどでセルフケアを行い、しっかり取り除きましょう。


気をつけることと対処方法

○糖分の摂取過多

細菌は砂糖などの糖分を栄養源としているため、ダラダラと長い時間摂取し続けていると、細菌の働きが活発になり、虫歯が発生するリスクも高まってしまいます。
糖分の摂取バランスが守られていれば、細菌によってつくられた酸は、唾液の作用によって中和されます。
また、歯のエナメル質の一部が酸によって溶かされていても、ごく初期の場合なら、唾液の働きによって再石灰化が行われ修復されます。
甘いものが好きな人は、摂取の仕方に注意が必要でしょう。



○間違った歯磨き

プラーク除去には歯磨きが必要です。
自分ではしっかりと行っているつもりでも、磨き残しはあるもの。
歯科医院などで経験があると思いますが、染め出し液を使ってみると、磨き残しの箇所を確認ができます。
また、歯ブラシだけのケアでは歯と歯の隙間の汚れに届きにくく、磨き残しになりやすいため、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助用具を活用することも有効です。



○治療部分の劣化

虫歯などの治療で、詰め物や被せ物をする場合がありますが、これが原因でさらに虫歯になってしまうこともあります。
金属やプラスチックは、数年たつと劣化して歯と被せ物の間に隙間ができ、そこから細菌が侵入して、虫歯の再発を招く懸念も。
治療が完了しても定期的にチェックを受け、詰め物や被せ物の劣化を確認すると安心ですね。

最後に

食事の時間や種類、歯磨きの仕方、唾液量の不足、治療後のケアを怠るなど、細菌の働きや繁殖を高めてしまう要因は多数あるのだと学べました。
様々な角度からの対策が快適な毎日につながると思えば、虫歯予防のため、すぐに実践できることもありそうです。



美しい口元は健康から!
口腔環境を整えて、歯の白さをより楽しんでいただきたいと思います。


この記事は歯科医師が監修しております
歯科医師 岡本恵衣
ホワイトニングバー専属歯科医師 岡本恵衣
経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)
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