セルフホワイトニングで歯を白くするメカニズム

投稿日:2025年07月15日
最終更新日:2025年07月6日

セルフホワイトニングで歯を白くするメカニズムについてですね。セルフホワイトニングは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングとは異なり、主に歯の表面の着色汚れを除去することで、歯本来の白さに近づける方法です。そのメカニズムは、使用される薬剤や製品によって多少異なりますが、共通する原理は以下の通りです。


主なメカニズム

セルフホワイトニングの主なメカニズムは以下の3つの要素によって成り立っています。

  • 光触媒作用による分解: 多くのセルフホワイトニング製品には、酸化チタン(二酸化チタン)などの光触媒が配合されています。この光触媒に特定の波長の光(LEDライトなど)を照射すると、活性酸素が発生します。この活性酸素が、歯の表面に付着しているコーヒー、紅茶、ワイン、タバコなどによる有機物の着色汚れを分解し、浮かび上がらせます。
  • ブラッシングによる除去: 分解された着色汚れは、その後のブラッシングによって物理的に除去されます。活性酸素によって分解・浮き上がった汚れは、歯ブラシで落としやすくなっています。
  • 汚れの再付着防止(コーティング): 製品によっては、ホワイトニング後に歯の表面をコーティングする成分が含まれているものもあります。これにより、着色汚れの再付着を防ぎ、白さを維持する効果が期待できます。

歯科医院でのホワイトニング(オフィスホワイトニング)との違い

歯科医院で行うオフィスホワイトニングでは、過酸化水素や過酸化尿素といった薬剤を使用します。これらの薬剤は、歯の内部にある色素を分解することで歯自体を漂白します。これは歯の構造そのものに作用するものであり、セルフホワイトニングのように表面の汚れを除去するのとは根本的にメカニズムが異なります。


セルフホワイトニングの注意点

セルフホワイトニングを行う際には、いくつか注意しておきたい点があります。

  • 歯の本来の色以上に白くはならない: セルフホワイトニングは、あくまで歯の表面の着色汚れを除去するものであり、歯そのものの色を漂白する効果はありません。そのため、ご自身の歯本来の色以上に白くなることはありません。
  • 効果には個人差がある: 歯の質や着色の度合い、製品の種類によって効果には個人差があります。
  • 知覚過敏や歯茎への刺激: 不適切な使用方法や、過度に高い濃度の製品を使用した場合、知覚過敏や歯茎への刺激が生じることがあります。
  • 継続が重要: 着色汚れは日常生活で再び付着するため、白さを維持するためには定期的なケアが推奨されます。

まとめると、セルフホワイトニングは、光触媒作用などを利用して歯の表面の着色汚れを分解し、ブラッシングによって除去することで、歯本来の白さを取り戻すことを目的とした方法と言えます。

この記事は歯科医師が監修しております
歯科医師 岡本恵衣
ホワイトニングバー専属歯科医師 岡本恵衣
経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)
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