歯を大切に!シリーズ11「乳歯と永久歯」について

投稿日:2024年07月10日
最終更新日:2024年07月13日

乳歯と永久歯

セルフホワイトニングに興味がある皆さんと一緒に歯について学ぶシリーズ、第11回目のテーマは「乳歯と永久歯」です。

目次

乳歯から永久歯へ

飲食物の摂取状況や顎の大きさにより本数には個人差がありますが、おおむね乳歯は20本、永久歯は親知らずを省いて数えると28本です。
乳歯は白っぽく、永久歯はクリーム色。
生えかわりは、2歳半〜3歳で乳歯が生えそろい、5歳半〜6歳で乳歯から永久歯への生えかわりが始まり、12歳前後で永久歯が生えそろう、という流れが一般的です。
女子の方が男子より、生えかわりの始まりが早いという調査結果があるそうですが、時期や期間はもちろん個人差があるものです。
永久歯は乳歯の真下から生えてきます。
永久歯が押し上がりながら乳歯の歯根部を徐々に溶かし、乳歯が自然に抜け、生えかわっていきます。

乳歯の治療も必要です

乳歯は歯の質が未熟で柔らかく、菌が神経まで広がりやすいため、虫歯の進行が早いそう。
どうせ抜けかわるし…子どもが歯医者を嫌がるし…と、乳歯の治療はつい怠りがち。
しかし、乳歯の虫歯は永久歯にも悪影響を及ぼす場合があります。


⚫︎歯並びや噛み合わせが悪くなる

虫歯など、正常な環境ではない乳歯を放置したまま永久歯が押し上がってくると、接する歯根部が十分に溶かされず、乳歯が抜けないまま、ずれた位置に永久歯が生え始めてしまい、歯並びや噛み合わせが悪くなります。
また、昔と比べ柔らかいものを食べることが多い現代では、顎の骨の発達が遅れ骨が小さくなりがちですが、歯の大きさはかわらないので、生えるスペースが狭くなり、前歯が一列に並ばずに重なり合って生えてしまう二重歯列の心配も。
こうなると歯科矯正が必要となります。


⚫︎永久歯の発育と形成に影響する

乳歯の歯根部の虫歯菌が、下から生えてくる永久歯に影響を及ぼし、発育不全を引き起こします。
生えたての永久歯に白い斑点模様ができたり、茶色く着色した永久歯は、エナメル質形成不全となります。


⚫︎永久歯の虫歯リスク

虫歯を放置すれば口腔内の菌も増えるため、健康な永久歯まで虫歯になるリスクが高まります。


⚫︎顎の発達を妨げる

虫歯があると痛みを避けるため片方の歯で噛む癖がついてしまいます。
それが続くと顎が十分に発達せず、バランスが悪くなり、噛む力が弱くなってしまいます。


⚫︎悪い癖が常習化

虫歯により歯がむず痒いため、指しゃぶりをしたり、噛み癖がついたり、舌癖を引き起こす場合もあります。

永久歯が生えて2〜3年は歯の表面のエナメル質が柔らかく、歯根が完成していません。
この時期の歯を幼若永久歯といいます。
幼若永久歯は、唾液に含まれるカルシウムやリンなどのミネラルによって徐々に硬くなっていきます。
まだ柔らかく吸収しやすいこの時期に、フッ素入りの歯磨き粉を使用したり、歯科医院でフッ素を塗布す

最後に

頬杖をつかない、横向きで寝ない、舌で歯を押し出さない。
これは乳歯だけではなく、長く使う永久歯や歯科矯正中にも気をつけたいことです。
虫歯があってもなくても、歯科医に口腔状況を定期的にチェックしてもらうことが、将来的にもプラスになるでしょう。

美しい口元は健康から!
口腔環境を整えて、歯の白さをより楽しんでいただきたいと思います。


この記事は歯科医師が監修しております
歯科医師 岡本恵衣
ホワイトニングバー専属歯科医師 岡本恵衣
経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)
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2024年7月18日更新
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