虫歯があるとなれない職業があること、知っていますか?

投稿日:2023年04月8日
最終更新日:2023年04月12日

宇宙飛行士は虫歯があるとなれない

「それは。宇宙飛行士。」
過去に虫歯があっても大丈夫ですが、完治していることが条件とのこと。
スペースシャトルエンデバー号日本人初の宇宙飛行士である毛利衛さんは、1995年の選抜の際、親知らずと治療を終えていない虫歯がある状態で2次選抜に臨み不合格に。
受け取った通知には「歯科治療の必要を認める」という一文があった、と答えていらっしゃいます。

目次

宇宙では何が起きる?


宇宙船内は地球上と同じ1気圧。
宇宙船の壁は頑丈なアルミニウム合金で覆われており、船外との気圧差にも十分に耐えられるよう設計されているそうです。
宇宙船外活動の中で一番重要とされているのは、宇宙船の外に出るための準備とのこと。宇宙服は宇宙船の外に出ると膨れ上がってしまうため、服の中の気圧を約0.3に減圧しなければなりません。地上で生活している時と同じ状態の人が、急に0.3気圧の環境におかれると、減圧症を発症するリスクが高まります。減圧症とは、疲労感や関節痛を引き起こし、重篤な場合は呼吸困難に陥ることもある怖い症状です。そのため船外活動を行う宇宙飛行士は、宇宙服を着用する12時間も前から、気圧に耐えられるよう過酷なトレーニングに入ります。
ここまで周到に準備をしなければならない特殊な環境の宇宙空間ですから、地球上よりも体への負荷が増し、体や歯の不調や痛みが出やすくなるのです。


航空性歯痛とは

私たちに身近な飛行機内も、同じような状況であるといえます。飛行機内の気圧は約0.8程度で、標高約2,000mの富士山5合目と近い環境になるそうです。飛行機内でお菓子などの袋が膨らみ、パンパンになってしまった経験はありませんか?この現象は上空の気圧が低いことと関係していて、人間の体にも当てはまります。歯膜の先端にある歯槽骨内に膿の袋ができることで痛みが起こる根先性歯周炎の場合、気圧が下がることによって袋がどんどん膨らみ、周りの神経を圧迫して、激しい痛みを引き起こします。同じように、古い治療後の虫歯が進行して歯に空洞ができていると、周囲の減圧に従って空洞の中の空気が膨張し、歯を内側から圧迫するため、耐え難い痛みを感じることがあります。
このように、気圧の変化により歯が痛むことを「航空性歯痛」といいます。ですから宇宙飛行士は、外れそうになっている詰め物はないか、飛行中に悪化しそうな歯はないか、打ち上げ前に歯科検診を受けるそうです。状況が似ているパイロットやCAも、口腔内の状態が悪いと業務に支障が生じる場合が考えられることから、口腔ケアが必須の職種と言えるでしょう


最後に

食事や会話等、日常生活において歯が担う役割は重要ですが、職業においても歯の健康が求められる業種があることがわかりました。
他にも、モデルや芸能といった業種では、歯並びや白さなど審美性が評価のひとつになり得る職業といえるでしょう。また、登山やスキューバダイビングでも、気圧の変化で歯痛が起こる場合があります。これらを仕事にしている方や、趣味として楽しむ方々も、健全な歯であることが重要といえると思います。まずは口腔内が健康であること。その上で、歯並びが整っており、その歯が白く美しければパーフェクトです。新しい夢や憧れや楽しい目標に向かってポジティブな気持ちでチャレンジできるよう、まずは気軽に試せるセルフホワイトニングから始めてみませんか?


この記事は歯科医師が監修しております
歯科医師 岡本恵衣
ホワイトニングバー専属歯科医師 岡本恵衣
経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)
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