調べてみたら面白かった!日本の歯磨きの歴史ご存知ですか?

投稿日:2022年11月28日
最終更新日:2023年01月15日

江戸時代の歯ブラシ

普段何気なくしている歯磨きですが、いつ、どこで、どのような理由で始まり、今のようなスタイルになったのでしょうか。
その起源を調べてみました。

目次

1.歯磨きはいつどこで始まったの?

世界最古の歯磨き

口腔ケアの起源は医学的見地からではなく、信仰がきっかけと言われており、人々が神に祈る前の身を清める作法の一つとして、口を漱いだことから始まりました。
ギリシャの哲学者アリストテレスがアレキサンダー大王のために書いた『健康の書』にも記載があり、紀元前から口腔清掃の習慣があったことがわかります。歯磨きの歴史について実証されている世界で最も古い記録は、紀元前1500年頃のエジプトのパピルスのもの。
世界最古とされる歯磨き粉は、古代エジプトの医学書に記されている「ビンロウ(木の実)」「ハチミツ」「燧石」「緑青」「乳香」「ナイル川沿岸の土」を混ぜ合わせたものだそうです。エジプト文明の偉大さを感じますね。その後4世紀頃には「食塩」「黒コショウ」「ミントの葉」「アイリスの花」を混ぜた粉末の歯磨き粉を使用していました。
こちらは今の歯磨き粉に近い材料で、味のイメージがつきやすいかもしれません。
古代ローマでは、アンモニアが歯を白くすると考えられており、人間の尿を歯磨き粉に使用していた時期もあったそうです。
歯ブラシの原型は5~6世紀のインドで、歯木(しぼく)と呼ばれる木片を咬砕したものを用いて歯面を擦ることを釈迦が説いた、とされています。


2.日本のオーラルケアの歴史

江戸時代の歯磨き

日本における歯磨きの起源は6世紀ごろの仏教伝来時とのこと。当初は僧侶の間だけで身を清める儀式として行われ、のちに公家などの上流階級の人々へ広がっていきました。
庶民が歯を磨くようになったのは江戸時代になってからです。
1625年、丁字屋喜左衛門が日本初の歯磨き粉「丁字屋歯磨(大明香薬)」を発売しました。
成分は「琢砂(非常に目の細かい研磨砂)」「丁字(漢方薬)」「龍脳(漢方薬)」などです。丁字屋歯磨には、歯を白くする、口の悪き匂いを去る、といった効果が書かれており、房楊枝と一緒に使用することが日常の習慣になっていたようです。
他にも、元禄期に創業し、今も文京区で商売を続けているかねやすの「乳香散」や、式亭三馬の滑稽本『浮世風呂』に商品名が登場する「梅紅散」など、数多くの種類がありました。
一方、塩を愛好する人も多く、薬草を混ぜた焼き塩も売られていました。
中でも播磨の赤穂の焼き塩は品質の良さから評判が高まり、歯みがき用の焼き塩と言えば赤穂の塩、と人気だったようです。庶民の磨き方は、房楊枝派、歯みがき粉を指につけてこする派と様々。
歯木から形を変えて商品化された房楊枝には、3つの働きがありました。まずブラシ状になっている部分で歯を磨き、反対側の尖っている部分で歯と歯の間の汚れを取り除き、さらに柄のカーブした部分で舌のこすり掃除もしていたそうです。
現在の歯ブラシ、歯間ブラシ、舌クリーナーの原型が、この時代にはすでに完成されていたことに驚きますね。


最後に

ホワイトニングバーペースト

江戸時代の女性は、歯並びが良くて白い歯の男性を好んだことから、房楊枝を使って歯磨きに精を出す男性が多かったとのこと。その証拠に当時の浅草寺には、200軒ほどの房楊枝屋さんが並ぶ繁盛ぶりだったそうです。
女性の数が圧倒的に少なかった時代ですから、男性も様々な工夫や努力をしていたのかもしれませんね。身だしなみへの気配りはいつの時代も大切で、性別、年齢に関係なく、エチケットとして重要な要素であることがわかりました。
口腔ケアに取り組む過程で歯の色が気になったら、現代には、ホワイトニングという方法があります。ぜひ当店で、セルフホワイトニングにチャレンジしてみてくださいね。

この記事は歯科医師が監修しております
歯科医師 岡本恵衣
ホワイトニングバー専属歯科医師 岡本恵衣
経歴
2012年 松本歯科大学歯学部卒業
2013年 医療法人スワン会スワン歯科にて臨床研修
2014年 医療法人恵翔会なかやま歯科
2020年 WhiteningBAR(株式会社ピベルダ)
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